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2022年08月

2022.08.30

ペットボトル症候群

先日、テレビで聞き慣れない言葉を聞いて何だろう?と気になってしまいました。
皆さんはご存知でしょうか?


~ペットボトル症候群 (急性糖尿病)~

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英: Pet Bottle Syndrome)は、
スポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病である。
正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。
ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなど、
糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

                                      (Wikipediaより引用)


夏場は水分補給の為にスポーツドリンクや清涼飲料水を飲む機会が多いと思います。
でも、砂糖が多く含まれるものを多飲する事でこうした症状が現れることが20~30代の方に増えているそうです。

ペットボトル症候群は糖を多く含むものを沢山飲むことで高血糖になり、
そのために喉が渇いてまた飲むという行為を繰り返すことで急激な高血糖に陥り発症します。
症状としては、著しい喉の渇き、多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などがおこり、ひどくなると意識低下や昏睡状態に陥ることも。

清涼飲料水やスポーツドリンクには思った以上の糖分が含まれています。
例えば 以下のものには3gのスティックシュガーが、
缶コーヒー190ml(微糖)→約2本
100%オレンジやリンゴジュース200ml→約7本
スポーツドリンク(カロリーオフ含む)500ml→約8本
含まれています。

歯科の分野から言えば、清涼飲料水やスポーツドリンクは糖分だけでなく、酸性度も高いため、
虫歯だけでなく酸蝕歯の原因にもなりますので、注意が必要です。

スポーツなどで多量の汗をかいた場合を除き、通常の水分補給には糖分を含まない水、お茶、
カフェインを含まない麦茶などがオススメです。

(衛生士 T)