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歯みがき

2024.01.27

歯ブラシの交換時期

年末に大掃除は、されましたか?
年明けの地震にあわれた方には、お見舞い申し上げます。

私は日頃から気になってた所を掃除しました。
その時に、細かい所の汚れを取るために歯ブラシを使ったのですが…
細い隙間に入り込んだ汚れがなかなか取れなくて、悪戦苦闘ました💦
諦めかけた頃に歯ブラシを替えてみたら、あっさり汚れが取れました。
改めて、歯ブラシの交換は大切だなぁと思いました。


歯ブラシの交換時期はどのようにされていますか?


歯ブラシの交換時期は
1日3回歯磨きをした場合だと約1ヶ月と言われています。
1ヶ月未満でも歯ブラシの毛先が広がったら交換しましょう。
ただし、1ヶ月経たないうちに毛先が開いてしまうのは、歯磨きする時に力が強いのかもしれません。
強い力で磨き続けると…
歯や歯ぐきが傷付いたり、すり減ったりすることがあるので
力の入れすぎには注意しましょう!

毛先の開いた歯ブラシを使い続けると…

・細菌や汚れが取りきれず、
むし歯や歯周病になりやすくなります
新品の歯ブラシの歯垢除去率が100%とすると
少し毛先が開いた状態では80%
かなり開いた状態だと60%と
歯垢除去率が下がってしまいます。

・口腔内には多くの菌が存在しています。
歯磨きすることで、歯ブラシに菌が付着し
歯ブラシに細菌が繁殖します
使用後は歯ブラシを指を使ってしっかり洗い、水気を切って風通しの良い場所に置いておきましょう

・毛先が開いた歯ブラシを使うと歯や歯ぐきを傷付けてしまうことがあります

以上のことにより、毛先が広がってなくても1ヶ月毎に歯ブラシを交換することをオススメします!

(衛生士 K)

2023.03.24

フッ素入り歯磨き粉

むし歯予防の為にフッ素入り歯磨き粉(フッ化物配合歯磨剤)を使用されている方は、沢山いらっしゃるかと思いますが....
正しい使い方は知っていますか?

まず、フッ素入り歯磨き粉と言っても
製品によってフッ素の含有率が違います。
日本では、歯磨き粉に配合されるフッ素濃度が2017年の3月から国際基準に則って1000ppmから1500ppmになりました。
※フッ素濃度を示す「ppm」をパーセント表記にすると、1000ppmは0.1%  1500ppmは0.15%になります。

それ以降、各メーカーが上限に対応してフッ素濃度1450ppmの歯磨き粉を販売しています。
フッ素入り歯磨き粉のむし歯予防効果は30~40%と言われていて
根面カリエス(歯の根の部分にできるむし歯)に対しては67%の予防効果があると言われています。
WHO(世界保健機関)は1000ppm以上のフッ素濃度では500ppm濃度が高くなる毎に6%虫歯の予防効果が上がると発表しています。
フッ素の効果は濃度に比例するので、できるだけ高濃度な物を使用されることをおすすめします。

ただし、6才未満のお子さんには注意が必要です。
歯の形成期である6才未満は、過剰な量のフッ素を継続的に取り込むことにより
歯に白斑(斑状歯)が表れることがあります。
フッ素濃度や使用量を守るようにしましょう。

 ≪年齢別使用量とフッ素濃度≫

歯の萌出~2歳  1~2㎜程度  1000ppm

3~5歳  5㎜程度  1000ppm

6歳~成人・高齢者  1.5~2cm程度  1500ppm

フッ素入り歯磨き粉の予防効果を上げるには、適正量の歯磨き粉で歯磨きをし
うがいは10~15ml(ペットボトルのキャップ1杯程度)の水で一回うがいをする。
その後1~2時間は飲食を控えると効果的です。
寝ている間は副交感神経が働き唾液が少なくなるので、フッ素が口腔内に停滞し効果が上がります。

歯磨き粉をつけない『から磨き』が好きな方、歯磨き後にうがいをしっかりされたい方は
から磨きをした後にフッ素入り歯磨き粉を歯面全体に行き渡らせるようにつけて、

10~15mlの水で一回うがいをするダブルブラッシングをおすすめします。

ポイントはうがいをしすぎないことです!
低発砲、低香味の物を選んでいただくとうがいは軽く済むかと思います。

詳しく聞きたい方は、来院した際
お気軽にお声かけください😊

(衛生士 K)