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予防歯科

2023.09.27

マタニティ期 ~ 歯が生えるまでの予防歯科

赤ちゃんが生まれたら、

※歯が生える前から口の中や周りを触ってみる

※パパとママもお口の中の環境を整える

など、親の意識や習慣から予防歯科は始められます。

〈マタニティ期〉
妊娠するとつわりや女性ホルモンの分泌増加によって、口の中の環境が悪化しやすくなります。

・つわりによる嘔吐や唾液の減少で口の中が酸性になりやすい

・つわりで歯みがきがつらい

・食習慣や嗜好の変化など

                     ↓
虫歯が発症したり、進行しやすい


たとえば、つわりでお口の中のケアが充分できないときは、

*食後はブクブクうがいだけでも行い、体調の良い時にゆっくり歯みがきを

*どうしてもできないときは、洗口液で出来るだけお口の中を清潔に

*辛味などの香味を抑えた歯みがき剤を

*奥まで楽に届きやすい小さなヘッドの歯ブラシを



〈生まれたら〉

歯みがきの第一歩はお口周りのスキンシップから

たとえば、
・手のひらで頬を触る

・清潔な指で唇の周りや歯ぐきを軽く触る

・歯が生えてきているかお口の中を観察

個人差がありますが、8ヵ月頃から下の前歯が生えてきます

歯ブラシを自分で握って持つことが出来るようになったら、そばに座らせて自由に持たせてみましょう。

まだ磨くことが目的ではなく、

・歯ブラシを口の中に入れる

・口の中の刺激に慣れる

ことが大切です

ただし、歯ブラシをお口に入れたまま、走る、遊ぶなどすると、場合によっては転倒などによる思いがけない事故になることがあります。

お子さまが歯みがきをするときは、保護者が必ずそばで注意を払って下さい。


ちなみに、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはムシ歯菌はいません。
ムシ歯の原因となるミュータンス菌は食器の共有や熱いものをフーフーして冷ますなど、唾液を介してパパやママなどから伝わります。
そのため、マタニティ期・産後の歯みがき習慣、食事習慣の改善やムシ歯治療が大切です。

ママだけでなく、家族全員で意識して、予防歯科を始めていきましょう。

(衛生士 T)

2023.04.08

親子で始める予防歯科

テレビCMでもよく耳にする「予防歯科」というフレーズ。
一般的には生後8ヶ月頃に乳歯が生え始めて、6才頃から永久歯に生え替わっていき、永久歯は一生涯使う大事な歯。
自分できちんと磨いて守っていくためには長い年月と練習が必要です。
子供さんが小さなうちは 歯を守るのはおとうさん、おかあさんだけでなく周りにいる大人も正しい知識と習慣を持つことが大事です。

では、「予防歯科」とは何でしょうか?
これは、むしばになってからの《治療》ではなく、むしばにならないように《予防》を重視していくことです。
そのために必要なのは、歯科医院などで定期的に受ける《プロケア》とご家庭での毎日の《セルフケア》を継続して行うこと。


歯科でのプロケア
→歯みがき指導やフッ素塗布などの予防処置

ご家庭でのセルフケア
→指導されたお手入れをお家で続けて行う


「予防歯科」で大切なポイント

①フッ素を歯に残す
 →フッ素は歯の再石灰化を促して、歯を守る

②歯垢(プラーク)を落とす
 →歯垢(プラーク)はむしばや歯周病、口臭などの原因になる細菌のかたまり

③細菌を増やさない
 →細菌はお口の中で増殖して、むしばの原因になる歯垢をつくる


歯みがき習慣は単に汚れを落とすことだけではなく、歯みがきを通して子供さんの「心」と「体」を育てていくことだとも言われています。
できるだけ小さなうちから歯ブラシをしたり、フッ素塗布などの予防を積極的に行い、
歯の生え方やどんどん変化していくお口の中の状況を通して親子の絆を深めていきましょう。
歯が生えてきたら、それに合わせたみがき方を練習しましょう。
また、仕上げみがきはとても重要なため、10才位まで続けて行って下さい。

(衛生士 T)