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歯みがき

2023.03.10

うがいで歯の汚れは取れる?

歯についた汚れは、食べかすと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、違います。
歯の表面についている汚れは、食べかすが歯の表面について細菌が繁殖した歯垢(プラーク)です。
簡単に言うと、細菌のかたまりです。
食後4〜8時間で形成されます。
この歯垢自体は柔らかいですが、歯の表面にしっかりこびりつくため、ブクブクうがいをしただけでは取れません。
台所のシンクや風呂場の排水口にできたぬめりと同じようなものです。
ぬめりを落とす時は、スポンジなどでこすって落とすと思います。
歯垢も同じで、歯ブラシでこすって磨かないと取れません。
殺菌成分が含まれている洗口液は、歯垢を抑制する働きはありますが、取り除く事はできません。
殺菌という言葉に惑わされないようにしてほしいと思います。
洗口液はあくまで歯垢付着の予防や口臭予防、お口の中の爽快感などの為に使用する物ですから、
ブラッシング無しで洗口液だけの使用はしないようにしましょう。
使用する場合は、ブラッシングと併用するようにしてください。

(衛生士 S)

2022.10.31

電動歯ブラシについて

みなさん歯ブラシはどのような物をお使いですか?
最近は、歯磨きの時に電動歯ブラシを使ってる方も多くいらっしゃると思います。
歯磨きをいつもしてても、上手に磨けなくて、虫歯や歯周病になってしまう方は、電動歯ブラシの使用が1つの選択肢にあります✨
電動歯ブラシは主に3つの種類に分類されます。
違いを少し説明します。
①電動歯ブラシ(高速回転タイプ)
・1分間に3千~7千回という高速で左右回転する。
・ブラシが回転したり、縦に動いたり、毛先が歯に接する事で汚れが落ちる。
・ブラシを動かす必要はない。
②音波歯ブラシ
・1分間に2万~4万回の振動により歯を磨く。
・毛先が歯に接する事で汚れが落ちると共に音波振動で歯垢を浮かせ、音波水流によって歯間の汚れを除去できる。
・歯ブラシを動かす必要はない。
③超音波歯ブラシ
・1分間に120万回以上の振動。
・振動により虫歯の原因菌となる「バイオフィルム」を除去する効果が期待できる。
・振動が細かい為歯ブラシを動かす必要がある。

最近の主流は電動歯ブラシ(高速回転タイプ)と音波歯ブラシです😊

電動歯ブラシのメリット、デメリット、注意事項をお伝えします✨
(メリット)
・清掃効率がよく、短時間でよい。
・簡単に歯垢を除去できる。
・歯面にあてるだけなので、疲れない。
(デメリット)
・比較的高価。
・電池や電力が必要。
・歯や歯茎を傷つける可能性がある。
(注意事項)
①歯磨き粉は研磨剤不使用で泡立ちにくいジェルタイプを選ぶ
→研磨剤が含まれた歯磨き粉の使用で、歯の表面が、削られ、知覚過敏になる可能性があります。
②フロスや歯間ブラシは必須
→電動歯ブラシだけでは歯間部などの汚れを100%落としきるのは不可能なので、手用歯ブラシと同様にフロスや歯間ブラシを使用するといいです。

手用歯ブラシ、電動歯ブラシにはそれぞれ異なる特徴があり、どちらもやり方を間違えなければ歯垢を除去する事ができます✨
選び方が分からないなどありましたら、いつでもお気軽に相談して下さい😊

(衛生士 M)