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2024.04.15

歯にいい食べ物・悪い食べ物はあるの?

歯に良い食べ物・悪い食べ物を知っていますか?
なんとなく甘いものは虫歯になるリスクが高くなるものなのかな…というイメージがあるかもしれませんね。

そこで今回は、歯に良い食べ物・悪い食べ物とはどのような特徴で具体的にどんな食べ物か、
上手に食べて虫歯を予防するポイントなどをご紹介したいと思います!

歯にいい食べ物
歯に良い食べ物は、主に歯を強くする、お口の汚れを落としてくれるものを指します。
以下のような特徴が挙げられます。

    自然の甘み、噛み応えがある、食べかすが残りにくい
    カルシウムやタンパク質、ビタミンA・ビタミンCなど、歯を強くする栄養が含まれている
    食物繊維を多く含んだり、噛み応えがあり、あごの発達や唾液の分泌促進になる
    虫歯予防になるキシリトール配合や、カテキンが含まれている など

よく噛むことで素材の旨味や甘みを感じられたり、料理のアクセントになる食材が多くあります。
具体的には…野菜類や芋類、果物類、乳製品、ナッツ類、干物

歯に悪い食べ物
歯に悪い食べ物とは、虫歯になりやすい食べ物のことを指します。
以下のような特徴が挙げられます。

    砂糖や油を多く含んでいる
    歯にくっつきやすい
    口の中に残りやすい
    酸性が高い

歯に悪い食べ物を食べた後は、口がねばついているような感覚があったり、
甘さがしばらく残っている様に感じることが多くあります。

具体的には…ガムやキャラメル、アメ、ジュース、チョコレートなど

だからと言って食べてはいけないわけではありません。
また、歯にいい食べ物を食べていれば虫歯にならないわけでもありません。
それぞれに栄養がありますし、すこし疲れたな〜というときに食べる甘いものは至福ですよね!
私は食いしん坊なのでいきなり食べるな!と言われても絶対に出来ません…。
なので、上手に食べることが重要になってきます!


虫歯になりにくい食べ方のポイント

    歯に良い食べ物・悪い食べ物の特徴を知り、バランスよく選ぶ
    飲食の回数や時間を決めて、だらだら食べをしない
    何でもよく噛んで食べる
    食事に集中し、ながら食べをしない
    飲食をしたらうがいや歯磨きをすることを心がける
    規則正しくバランスの良い食事する



色々な食べ物をバランスよく、楽しくおいしく食べて、食べた後は歯磨きなどの口腔ケアをしましょう。

それと…歯の定期健診も忘れずに!

(助手 S)

2024.04.03

セルフケアとプロフェッショナルケアの両輪

歯科で治療した後、定期的にメンテナンスに行っているでしょうか?

歯周病やむし歯の治療が終わったら安心していませんか?
再び治療することはないと思っていませんか?

実はハミガキがしっかりできていないとせっかく治療したのに歯周病が再発したり再度むし歯(ニ次カリエス)ができたりします。

日々のセルフケアがとても重要になってくるので、患者さんの協力がとても大事になってきます。

歯周病やむし歯の原因となる細菌(プラーク)は、糊(のり)のようにベタベタ・ヌルヌルしています。
舌で歯面を触るとザラザラしているのはプラークが付いている証拠です。

このプラークを取り除くには、歯ブラシでしっかりこすり取る必要があります。

ハミガキをする時は、ただ食べかすや歯の汚れを取るだけでなく、
『口の中の細菌を取り除く』という意識を持ってしてほしいと思います。

歯面のプラークは歯ブラシで除去できますが、歯間は歯ブラシの毛先が入らないので歯間ブラシやデンタルフロスを使います。

洗口液の中には、プラークの再沈着を抑制するものもあるので、うまく併用すればむし歯や歯周病予防に繋がります。

セルフケアで清掃できるのは歯周ポケットの1mm程度までです。
セルフケアで落とせない、歯周ポケット内のプラークや歯石を歯科の器具でキレイに取り除いてもらう必要があります。

ですから、歯の寿命を延ばすためには、セルフケアと歯科でのプロフェッショナルケアの両輪で行うことが大事です。

このように、歯周病やむし歯の予防は歯科医師、歯科衛生士だけ治せるものではなく、
患者さん自身も取り組んでいただくことが必要です。

磨いているつもりでも歯ブラシが行き届かない部分は必ずあるので、定期的にメンテナンスをして
歯の寿命を延ばし好きな物を美味しく食べて健康でいましょう🎶

(衛生士 S)

2024.03.21

6~12歳(永久歯が生えてきたら)の予防歯科

6歳頃になると乳歯から永久歯への生え替わりが始まります。
乳歯から永久歯への変化には、乳歯が抜けて永久歯とかわる所と、
今ある乳歯の更に奥に永久歯が生えて歯の本数が増える所があります。
乳歯は全部で20本ですが、永久歯になると28本(親知らずは更に上下左右の+4本で32本)になります。
歯の生え替わりが始まると、歯の高さや歯並びが凸凹になってハミガキがしづらくなります。


*第一大臼歯(6才臼歯)が生えてきたかな?

乳歯の奥歯の更に奥、前から数えて6番目の歯が生えてきたかどうか確認してみましょう!
生えてる途中は背が低い状態が続くので、気づきにくく、歯ブラシも届きにくいので注意が必要です。

この第一大臼歯(6才臼歯)は永久歯の中でも噛む力が1番強く、これから生えてくる永久歯の歯並びを決める大切な歯です。
噛み合わせの面や側面には溝があり、ムシバになりやすいので、しっかりハミガキして予防を心がけましょう。

他の歯と同じ様に歯ブラシを当てても届かないときは、
歯ブラシを横から入れた1本みがきや歯ブラシを縦にした縦みがきなど、場所によって当て方を工夫してみて下さい。
全部の歯をひとりでみがけるように親子で一緒に練習していきましょう。
出来ないところは仕上げみがきでフォローしたり、フロス(糸ようじ)の習慣づけをしていきます。
仕上げみがきは大体10才頃までを目安に、少しずつ自分でみがけるところを増やしていきましょう。

ただし、1人でみがけるようになっても、

☆プロケア
→歯科での定期的な健診やフッ素塗布、シーラント(予防的に溝を埋める処置)などの処置

☆セルフケア
→ご家庭で、歯の成長に合わせて適したアイテムを使ったケア

を合わせて、続けて行なっていくことが大切です。
みんなで力を合わせて、永久歯をムシバにさせないためのケアをしっかりしていきましょう!

(衛生士 T)


    

2024.03.05

過剰歯って知ってる?

歯の数を数えたことはありますか?

乳歯は4~6ヶ月頃から生え始め、3歳頃までに生え揃い、全部で20本になります。
永久歯は6歳頃から生え始め、15歳頃までに生え変わります。
永久歯の数は28本で、親知らず4本を含めると32本になります。

通常は乳歯20本、永久歯28本(32本)ですが、これより多く形成される歯があります。
それを過剰歯と言います。
発生頻度は3%で、男性に多く現れる傾向があります。
上の前歯と親知らずの奥に多く見られます。
過剰歯は生えてくる場合と顎の骨の中に埋もれたままの場合があり、レントゲンを撮った際に発見されることがあります。
歯並びに影響したり、正常な歯に悪影響を与える可能性があるので抜歯されることが多いですが…
問題がなければそのままにしておきます。

ちなみに、身長223cm体重236kgの巨人レスラー  アンドレ ザ ジャイアントは42本もあったそうです!
※親知らずは第3大臼歯ですが、アンドレは第5臼歯まであったそうです。
良いパフォーマンスをする為に歯を人一倍大切にしていたらしく、むし歯は1本もなく、歯並びも良かったそうですよ😊
見てみたいな~と思いました。

(衛生士 K)

2024.02.26

3~5歳の予防歯科

一般的な目安として、3歳前後に全ての乳歯が生え揃います。
乳歯は全部で20本です。
さぁ、いよいよ自分でしっかりハミガキ出来るようになるために練習を開始しましょう。

<目標>
 *食べたらみがく習慣をつける
 *正しいみがきかたを覚える

そして、自分で完全にみがけるようになるまでは、お父さんやお母さんによる仕上げみがきはとても大切です!


まずは、歯ブラシの持ち方です

“こんにちは”の持ち方
   →歯ブラシの毛先の面を自分と向かい合うように持つ

“さようなら”の持ち方
   →毛先の面を自分と反対向きに持つ

みがく時にはフッ素入りのハミガキ剤を使い、うがいをし過ぎずフッ素をお口の中に残すことがポイントです φ(•ᴗ•๑)
フッ素入りのハミガキ剤の使用量はフッ素濃度1000ppmのもので5mmほどです。
そのため、うがいは5~10ml位の少量で1回に留めましょう。




自分でハミガキするときには、事故の無いように、できれば座った姿勢で、何かあっても対処出来るよう大人の目が届く所で行いましょう。
また、みがく時は奥歯から前歯とか、かみ合わせから、など順番を決めてみがくようにしましょう。
そのあとは、しっかり仕上げみがきを行いましょう。
特に、
   *上の前歯
   *奥歯のかみ合わせ
   *歯と歯の間
はむしばになりやすい所のため、しっかり仕上げみがきをしましょう。

歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間は、仕上げみがきの時にデンタルフロス(糸ようじ)を使うのがオススメです。

そして、可能であれば仕上げみがきの時にお口の中をチェックして見て下さい。
黒くなっている所や白く濁った所など、気になるところがあれば検診の時に教えて下さいね。

(衛生士 T)