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2023.01.10

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルという言葉を聞いた事はありますか?
お口の役割には
食べる、話す、呼吸する、表情をつくる、味わう、唾液を分泌するなどがありますが、
お口に何らかの異常が生じるとこれらの役割が果たせなくなります。
オーラルフレイルとは、歯や口の機能が衰えた状態の事です。
今のお口の状態を理解する為にセルフチェックを行ってみませんか😊
①口の中が乾燥する、口臭が気になる
②むせやすい
③口の中が汚れている
④あごの力が弱い
⑤滑舌が悪い
⑥やわらかい物ばかり食べる
これらの症状がある場合はオーラルフレイルの可能性があります。

予防の為にできる事を簡単にお伝えします✨
①→お口をしっかり動かす。唾液腺マッサージを行い、唾液腺を刺激し、唾液をたくさん出す。

②飲み込みの力を鍛えるトレーニングを行う。
(トレーニングの一部紹介)
・開口トレーニング
1.ゆっくり大きく口を開け10秒間キープする
2.しっかり口を閉じ、奥歯を噛みしめて10秒間キープする
3.1と2を5回繰り返す
  1~3を1日2回(朝、夜)行うといいです。

③→歯間ブラシやフロスを1日1回以上する。舌ブラシを使用して舌の汚れを落とす。
ぶくぶくうがいをしっかりして、汚れを吐き出す。

④→一口に20~30回噛むことを意識して、噛む回数を増やしましょう。
咀嚼のトレーニングを行う。
(トレーニングの一部紹介)
・ガム噛みトレーニング
2分間→リズムを決めてかむ
3分間→自由にかむ
計5分を1日2回(朝、夜)噛みます。
(ガムは1ヶ所ではなく、左右両側で均等に噛んで下さい)

⑤→口を大きく動かして早口言葉を言う。口の体操を行う。
(口の体操の一部紹介)
・頬の可動域のトレーニング
「あ」の口で大きくあける
「い」の口で唇を横に開く「う」の口で唇をすぼめる
加齢などで身体の筋肉が少なくなると舌圧も下がってしまうので、
日ごろからしっかりと舌を動かし、舌圧を維持するといいです✨

⑥→普段の食事に歯ごたえのある食材や調理を取り入れ、噛む機会を増やしましょう。

日ごろから、お口の状態に目を向け、健康長寿の為に、歯や口の機能を維持する事はとても重要です😌
今のお口の状態を把握すると共にお口に対する意識を高めていきませんか😊

(衛生士 M)

2022.08.30

ペットボトル症候群

先日、テレビで聞き慣れない言葉を聞いて何だろう?と気になってしまいました。
皆さんはご存知でしょうか?


~ペットボトル症候群 (急性糖尿病)~

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英: Pet Bottle Syndrome)は、
スポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病である。
正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。
ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなど、
糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

                                      (Wikipediaより引用)


夏場は水分補給の為にスポーツドリンクや清涼飲料水を飲む機会が多いと思います。
でも、砂糖が多く含まれるものを多飲する事でこうした症状が現れることが20~30代の方に増えているそうです。

ペットボトル症候群は糖を多く含むものを沢山飲むことで高血糖になり、
そのために喉が渇いてまた飲むという行為を繰り返すことで急激な高血糖に陥り発症します。
症状としては、著しい喉の渇き、多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などがおこり、ひどくなると意識低下や昏睡状態に陥ることも。

清涼飲料水やスポーツドリンクには思った以上の糖分が含まれています。
例えば 以下のものには3gのスティックシュガーが、
缶コーヒー190ml(微糖)→約2本
100%オレンジやリンゴジュース200ml→約7本
スポーツドリンク(カロリーオフ含む)500ml→約8本
含まれています。

歯科の分野から言えば、清涼飲料水やスポーツドリンクは糖分だけでなく、酸性度も高いため、
虫歯だけでなく酸蝕歯の原因にもなりますので、注意が必要です。

スポーツなどで多量の汗をかいた場合を除き、通常の水分補給には糖分を含まない水、お茶、
カフェインを含まない麦茶などがオススメです。

(衛生士 T)